The Da Vinci Art Project 2025 vol.2

The Da Vinci Art Project

República Portuguesa Art Exploration Report
ポルトガル アート視察レポート

9-17 September 2025

Table of Contents
1.ポルト(Porto)

ポルトの旧市街は、赤い屋根とカラフルな建物がドウロ川沿いに折り重なるように広がり、まるで一枚の絵画のような都市景観を見せてくれました。河岸に浮かぶ帆船は、街と水運の歴史を物語り、都市と自然が生み出す造形美の象徴でもあります。

サン・ベント駅では、アズレージョ(青い陶板画)による壮大な歴史絵巻が壁一面に展開しており、物語を素材に刻む芸術の力を強く感じました。さらにポルト大聖堂では、外観の厳粛さと内部の黄金の祭壇が見せる圧倒的な対比が、人間の精神性と芸術表現の融合を象徴しています。

2.ドウロ川流域にあるポートワインのワイナリー

ドウロ川流域にあるポートワインのワイナリーを訪問。樽の香りに包まれながら試飲したポートワインは、長い熟成の過程そのものが芸術作品であることを実感させてくれました。

3.コインブラ(Coimbra)

ポルトガル最古の大学であるコインブラ大学図書館は、知の殿堂そのもの。重厚な木製書架と古文書の香りに満ちた空間は、学問と芸術が一体化した世界を体現していました。
写真撮影が許可されなかったのが残念です。

さらに訪れた トマールのポルトガル最大キリスト修道院は、光と影のリズムが生み出す幾何学的な美しさを感じさせ、ルネサンス建築が追求した「神聖な比例感覚」を現代に伝えています。

4.オビドス(Óbidos)

中世の城壁に囲まれた小さな町オビドスでは、石畳の道と白壁に映えるカラフルな窓辺の花々が、絵本から飛び出したような風景を形作っていました。町全体がアートのように保存され、時を超えた美意識が現代に息づいています。

5.リスボン(Lisbon)

リスボンではまず、ジェロニモス修道院を視察。
マヌエル様式特有の緻密で優美な装飾が施された回廊は、石の彫刻そのものが生きているかのように躍動しており、建築と彫刻の究極的な融合に感銘を受けました。

6.シントラ

シントラ王宮があるシントラは世界遺産の街。自然と歴史ある邸宅の調和が美しく映ていました。

7.ロカ岬

ユーラシア大陸最西端 ロカ岬の展望そのものが貴重なアートでした。

8.アヴェニダ・パレス・ホテルから

夜にはリスボン市内に戻り アヴェニダ・パレス・ホテルの美しい外観を眺め、街灯に照らされた石造建築の荘厳さを体感。

さらに、翌朝、帰国直前にリスボン名物の黄色い28番トラムに乗車し、坂道と石畳の街並みを揺られながら進むと、都市そのものが巨大な芸術作品であることを改めて感じました。

芸術的考察

今回のポルトガル視察で得た最大の気づきは、

  • • 都市景観=歴史と自然の調和
  • • 建築=精神性と技術の融合
  • • 生活文化=時間をかけた熟成の芸術

であるということでした。
ワイナリーの樽、修道院の石彫、城壁都市の街並み、そのすべてが「時間をかけて育まれる芸術」であり、私の「The Da Vinci Art Project」におけるテーマ ― 医学・科学・芸術を横断する創造活動 ― の根幹とも深く響き合う体験でした。


Eastern Europe Art Exploration Report

April 2025

Table of Contents
1.旅行目的
  • ■ 東ヨーロッパにおけるアート事情の探索
  • ■ 景色、自然、建築物の情報収集
  • ■ レオナルド・ダ・ヴィンチの精神を受け継ぎ、自然と文化の深い探求を目指す

2.Day 1-2
ブレッド湖(Lake Bled) & ブレッド城(Bled Castle)
歴史背景

中世から伝わる伝説の湖。小島の教会と断崖に建つブレッド城が有名。

観光情報
  • ■ 湖畔の散策、手漕ぎボートで小島に渡る体験が人気
  • ■ ブレッド城からは湖と山々の絶景が一望できる
公式サイト
写真:湖とブレッド城の絶景写真
ポストイナ鍾乳洞(Postojna Cave) & リュブリャナ市内
歴史背景

ヨーロッパ最大級の鍾乳洞群と、古代ローマ起源の都市リュブリャナ。

観光情報
  • ■ ポストイナ鍾乳洞はトロッコ列車で奥深くまで探検可能
  • ■ リュブリャナはリュブリャナ城、三本橋、大聖堂などが有名
公式サイト
写真:鍾乳洞内部写真、リュブリャナ旧市街写真

3.Day 3-4
ザグレブ市内 & プリトヴィツェ湖群国立公園
歴史背景

クロアチアの首都ザグレブと、世界遺産の自然美を誇るプリトヴィツェ湖群。

観光情報
  • ■ 聖マルコ教会(タイル模様の屋根が特徴)、石の門、イエラチッチ広場を散策
  • ■ プリトヴィツェでは滝と湖を巡るトレッキングルートが人気
公式サイト
写真:プリトヴィツェの滝と湖の絶景写真

4.Day 5-6
スプリット市内 & モスタル市街
歴史背景

ローマ皇帝ディオクレティアヌスの宮殿跡が広がるスプリットと、オスマン文化香るモスタル。

観光情報
  • ■ スプリット旧市街は、古代ローマ遺跡と地中海建築の融合
  • ■ モスタルではスターリ・モスト(石橋)と美しい旧市街散策
公式サイト
写真:スプリット宮殿内部、モスタルの石橋写真

5.Day 7-8
ドブロブニク旧市街
歴史背景

中世に独立国家として繁栄し、“アドリア海の真珠”と称された城塞都市。

観光情報
  • ■ 城壁巡り、フランシスコ修道院、大聖堂、総督府を訪問
  • ■ アドリア海クルーズから見るドブロブニクの絶景も必見
公式サイト
写真:ドブロブニクの城壁と海の絶景写真

6.アーティストとしまして

今回のアーティストとしての視察を通して、

  • ■ 東ヨーロッパの自然美と歴史的建築への理解
  • ■ 文化と芸術を融合させた都市景観への感銘
  • ■ 自然観察と芸術表現の深い関連性

を体感することができた。
本視察は今後のThe Da Vinci Art Projectの活動において、自然との融合、芸術への新しいアプローチの源泉となる。